2026.06.02 COLUMN

国内外で活用される優れたオープンソースツール
第2回:日本企業の業務をまとめて支える「GroupSession」とは

国内外で活用される優れたオープンソースツール 第2回:日本企業の業務をまとめて支える「GroupSession」とは

※レオテクノロジーズ合同会社および獅子丸DXは、GroupSessionの販売元・開発元ではありません。GroupSessionの導入を検討される企業向けに、サーバー構築、インストール、初期設定、運用設計などの技術支援を行う立場です。

国内外で活用される優れたオープンソースツール
第2回:日本企業の業務をまとめて支える「GroupSession」とは

企業の業務効率化を考えるうえで、社内の情報共有は非常に重要なテーマです。

スケジュール管理、社内掲示板、施設予約、稟議・承認、ファイル共有、社内メール、顧客管理、プロジェクト管理。

これらをそれぞれ別々のツールで運用している企業は少なくありません。

たとえば、スケジュールはGoogleカレンダー、連絡はChatworkやLINE WORKS、ファイル共有はクラウドストレージ、申請業務は紙やExcel、顧客情報は別の管理表というように、業務ごとにツールが分かれているケースです。

もちろん、個別のツールにはそれぞれの良さがあります。

しかし、社内業務全体を見たときには、情報が分散しすぎることで、確認漏れ、二重入力、承認遅れ、担当者依存、情報の属人化が起こりやすくなります。

このような課題に対して、日本企業の業務スタイルに合わせた多機能グループウェアとして活用できるのが「GroupSession」です。

GroupSessionとは

GroupSessionは、日本トータルシステム株式会社が提供しているグループウェアです。

グループウェアとは、企業や組織の中で、スケジュール、掲示板、施設予約、ワークフロー、ファイル共有、社内連絡などを一元管理するための業務支援ツールです。

GroupSessionは、無料で利用できるグループウェアとして提供されており、ソースコードも公開されています。

そのため、自社利用を前提に導入し、必要に応じて環境構築や設定、運用設計を行うことで、社内業務の情報共有基盤として活用できます。

特に特徴的なのは、日本企業の商習慣に合いやすい機能が多く含まれている点です。

単なるチャットツールではなく、スケジュール管理、掲示板、稟議・承認、施設予約、ファイル管理、日報、在席管理、顧客管理、プロジェクト管理など、会社運営に必要な基本機能を幅広く備えています。

LINE WORKSやChatworkとの違い

社内コミュニケーションツールとしては、LINE WORKSやChatworkを利用している企業も多くあります。

これらは、メッセージのやり取りやチーム内の連絡には非常に便利です。

特に、スピード感のある連絡、スマートフォンでの確認、外部メンバーとのやり取りには向いています。

一方で、会社全体の業務管理という観点では、チャットだけでは対応しきれない領域があります。

たとえば、稟議や承認の流れを管理したい。
会議室や社用車などの施設予約を管理したい。
社員の予定を一覧で確認したい。
社内掲示板で正式な連絡を残したい。
顧客情報や案件情報も社内で共有したい。
プロジェクトごとの進捗やタスクを管理したい。

このような業務は、単なるチャットよりも、グループウェアとしての機能が必要になります。

GroupSessionは、社内連絡だけでなく、申請、承認、予約、顧客情報、プロジェクト、ファイル、スケジュールなどをまとめて管理できる点が特徴です。

そのため、連絡ツールというより、社内業務を支える業務基盤として考える方が分かりやすいでしょう。

GroupSessionで利用できる主な機能

GroupSessionには、会社運営に必要な機能が幅広く用意されています。

代表的な機能として、スケジュール管理、掲示板、施設予約、ワークフロー、ショートメール、チャット、ファイル管理、アドレス帳、日報、在席管理、アンケート、稟議、回覧板、プロジェクト管理などがあります。

スケジュール管理では、個人の予定だけでなく、部署やグループ単位で予定を確認できます。

掲示板では、社内全体へのお知らせや部署ごとの連絡事項を共有できます。

施設予約では、会議室、社用車、備品などの予約状況を管理できます。

ワークフローでは、申請、承認、稟議の流れをシステム上で扱うことができます。

ファイル管理では、社内で共有したい資料を整理できます。

プロジェクト管理では、案件や業務ごとの進捗を確認しやすくなります。

これらの機能を個別のツールでバラバラに管理するのではなく、1つのシステム上で扱えることがGroupSessionの大きな強みです。

日本企業に向いている理由

GroupSessionは、日本企業の業務に合いやすいグループウェアです。

その理由のひとつが、稟議、承認、掲示板、施設予約、在席管理といった、日本企業でよく使われる機能が標準的に用意されている点です。

たとえば、社内で何かを申請する場合、メールや紙で回している企業もあります。

備品購入、経費申請、休暇申請、出張申請、社内承認などを紙やExcelで運用していると、承認状況が見えにくくなり、どこで止まっているのか確認しづらくなります。

ワークフロー機能を使えば、申請から承認までの流れをシステム上で管理しやすくなります。

また、掲示板機能を使えば、社内全体への正式な連絡を残しやすくなります。

チャットは流れていく情報には強い一方で、後から確認したい正式なお知らせやルール変更には向かない場合があります。

GroupSessionのようなグループウェアを使うことで、日常連絡と正式な社内共有を分けて管理しやすくなります。

情報の分散を減らし、社内業務を見える化する

業務効率化で重要なのは、単に便利なツールを増やすことではありません。

むしろ、ツールが増えすぎると、情報がどこにあるのか分からなくなることがあります。

スケジュールは別のサービス。
申請は紙。
会議室予約はExcel。
顧客情報は営業担当者の手元。
プロジェクト進捗は個別のチャット。
社内資料は各自のパソコン。

このような状態では、会社として情報を活用しにくくなります。

GroupSessionを導入すると、社内の基本的な情報をひとつの場所に集約しやすくなります。

社員の予定、社内連絡、施設予約、申請状況、共有資料、案件情報などが整理されることで、管理者も現場も状況を確認しやすくなります。

特に、担当者が休んだとき、退職したとき、部署をまたいで連携するときには、情報が共有されていることが大きな意味を持ちます。

高機能だからこそ、導入設計が重要

GroupSessionは、非常に多機能なグループウェアです。

そのため、導入時には「どの機能を使うか」を整理する必要があります。

すべての機能を最初から使おうとすると、現場が混乱する可能性があります。

まずは、スケジュール管理、掲示板、施設予約、ワークフローなど、利用頻度が高く、効果が分かりやすい機能から始める方が現実的です。

その後、必要に応じてファイル管理、日報、プロジェクト管理、顧客管理などを追加していくことで、段階的に社内業務のデジタル化を進めることができます。

また、権限設定も重要です。

誰がどの情報を見られるのか。
誰が申請を承認するのか。
部署ごとにどの機能を使うのか。
管理者は誰にするのか。
退職者や異動者のアカウントをどう管理するのか。

こうした運用ルールを決めずに導入すると、せっかくの高機能ツールも使いにくくなります。

サーバー環境と運用負荷にも注意が必要

GroupSessionは多機能なツールであるため、導入環境の設計も重要です。

小規模な利用であれば比較的シンプルに始められる場合もありますが、利用人数が増えたり、ファイル管理やメール管理、ワークフロー、プロジェクト管理などを本格的に使ったりする場合は、サーバーの性能やメモリ、ストレージ、バックアップ設計を慎重に考える必要があります。

特にAWSなどのクラウド環境に構築する場合は、インスタンスのスペック、ストレージ容量、バックアップ、セキュリティ、通信量、運用コストを事前に確認しておく必要があります。

GroupSessionは機能が豊富な分、軽量なチャットツールと同じ感覚で導入すると、運用面で負荷が大きくなる可能性があります。

そのため、導入前に利用人数、利用機能、保存データ量、ファイルの扱い、バックアップ頻度、将来の拡張性を整理することが重要です。

GroupSessionが向いている企業

GroupSessionは、社内業務をまとめて管理したい企業に向いています。

たとえば、次のような企業です。

  • 社内のスケジュール管理を統一したい企業
  • 会議室や備品などの施設予約を整理したい企業
  • 稟議や申請業務を紙やExcelから移行したい企業
  • 社内掲示板や回覧板をデジタル化したい企業
  • 部署ごとの情報共有を改善したい企業
  • 顧客管理やプロジェクト管理も含めて一元化したい企業
  • 外部クラウドサービスに依存しすぎず、自社で運用環境を持ちたい企業

特に、社内ルールや承認フローがある企業、情報共有を正式に残したい企業、複数部署で連携する企業には、グループウェアの導入効果が出やすくなります。

一方で、少人数でチャットだけ使えれば十分という場合は、LINE WORKSやChatworkのようなツールの方が手軽な場合もあります。

GroupSessionは、単なるメッセージツールではなく、社内業務全体を整理するための基盤として検討するツールです。

OSSとして活用する場合の考え方

GroupSessionはソースコードが公開されており、カスタマイズにも対応しやすいグループウェアです。

ただし、OSSやソースコード公開型のツールを企業で使う場合は、導入後の運用まで含めて考える必要があります。

インストールするだけではなく、セキュリティ対策、バックアップ、障害時の復旧、バージョンアップ、利用者管理、アクセス権限、社内ルールの整備が必要になります。

特に、GroupSessionは社内の重要な情報を扱うツールです。

スケジュール、申請、社内連絡、顧客情報、ファイルなどが集まるため、安定した運用環境が必要です。

OSSは「無料で使えるから簡単」というものではありません。

自由度がある分、導入時の設計と運用管理が重要になります。

獅子丸DXでできること

獅子丸DXでは、GroupSessionのようなOSS・ソースコード公開型ツールを、企業の業務に合わせて導入する支援を行います。

自社でサーバーを準備するのが難しい。
AWS上に構築したいが、どのスペックが必要か分からない。
インストールや初期設定に不安がある。
社内でどの機能から使い始めるべきか整理したい。
バックアップや保守まで含めて相談したい。

このような企業に対して、導入前の設計からインストール、初期設定、運用支援まで対応します。

GroupSessionは、機能が多い分、最初の設計が重要です。

獅子丸DXでは、いきなり全機能を使うのではなく、企業の業務内容に合わせて、スケジュール管理、掲示板、施設予約、ワークフローなど、効果が出やすい機能から段階的に活用できるよう支援します。

まとめ

GroupSessionは、日本企業の業務に合いやすい多機能グループウェアです。

スケジュール管理、掲示板、施設予約、ワークフロー、ファイル管理、日報、在席管理、プロジェクト管理など、会社運営に必要な機能を幅広く備えています。

LINE WORKSやChatworkのようなチャット中心のツールとは異なり、GroupSessionは社内業務全体を管理するための基盤として活用できます。

一方で、高機能であるからこそ、導入時にはサーバー環境、利用機能、権限設定、バックアップ、運用ルールを整理する必要があります。

獅子丸DXでは、GroupSessionをはじめとしたOSS・ソースコード公開型ツールの導入支援を通じて、企業の情報共有、業務効率化、DX推進をサポートします。

社内ツールが増えすぎて情報が分散している。
紙やExcelによる申請・管理を見直したい。
会社運営に必要な機能をまとめて整備したい。

そのような場合は、GroupSessionを活用した社内業務基盤の構築を検討してみてはいかがでしょうか。

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